【メルボルン20日=吉松忠弘】2連覇を狙う世界4位の大坂なおみ(22=日清食品)が、ストレートで1回戦を突破だ。

初対戦となった同59位のマリエ・ブズコバ(チェコ)を6-2、6-4で下し、2回戦では同42位の鄭賽賽(中国)と対戦する。対戦成績は1勝1敗。

大坂が、初対戦の相手の球質に少し戸惑いながらも、力の差を見せつけストレート勝ちだ。「ナーバスになったけど、うまくコントロールできた」。相手の球が、バウンドしてから、弾まないことが多く、大坂は前のめりになって打つ場面が多かった。少し体のバランスが崩れミスも出たが、全く問題なし。第2セット、一時は2-4とリードを許したが、「すぐに落ち着いてブレークバックできた」と、そこから一気に4ゲームを連取して勝利をもぎ取った。

圧巻だったのは、第2セットの第2ゲーム。自分のサーブで15-40とブレークポイントを握られた。そこから、時速189キロ、同179キロと2本のサービスエースで追いつくと、次の第1サーブがネット。しかし、大坂のサーブの威力で、ネットの真ん中を下げるのに使う白いストラップのひもが切れたようだ。

恐るべし、大坂のサーブ!。前哨戦からサーブは絶好調だ。この日も、7本のサービスエースで、ピンチを救い、勝利の瞬間は、左手で小さくガッツポーズ。まずは2連覇に好発進だ。

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