シンクロもあるぞ! 飛び込み界の「超新星」玉井陸斗(13=JSS宝塚)が4日、東京五輪につながる国際大会派遣選考会(5~9日、東京辰巳国際水泳場)の公式練習に参加。本命種目の高飛び込みに加えて、同門の伊熊扇李(せんり、15)とシンクロ高飛び込みにエントリー。昨年12月から2人で練習し始めて初試合のぶっつけ本番になるが、東京五輪について「狙っていますね」とした。
電撃参戦だ。玉井が2種目での五輪に照準を合わせた。「シンクロは息もあっているから、個人個人で種目を決めていくだけ」。指導する馬淵コーチは「チャンスは使わないともったいない。びっくりさせますよ」と不敵な笑み。日本水連は主要国際大会決勝進出の目安を364・98点とするが、師弟ともに「上回りたい」と自信たっぷり。第1日の5日にベールを脱ぐ。
シンクロ種目で優勝すれば、五輪世界最終予選を兼ねたW杯東京大会(4月21~26日、東京アクアティクスセンター)に派遣される。日本は同種目の開催国枠1を持つ。五輪代表はW杯出場組から選ばれるため、今大会で優勝すれば、いきなり五輪に大きく近づく。
玉井は、得意の高飛び込みについても「安定した演技で優勝したい。全種目ノースプラッシュで終わらせたい」。こちらは昨年4月の日本室内選手権で史上最年少の12歳7カ月で優勝しており、今回もV本命だ。
玉井は1月29日まで中国・広州で合宿を敢行。新型コロナウイルスが注目され始めた時期で「外食の回数を減らしたり、人と接しないようにした」。東京五輪は中2の13歳10カ月で迎える。出場すれば、1932年ロサンゼルス五輪の競泳北村久寿雄(14歳10カ月)を抜く日本男子最年少記録。13歳が2種目五輪に向けて出陣する。【益田一弘】
◆玉井陸斗(たまい・りくと)2006年(平18)9月11日、兵庫県宝塚市生まれ。3歳の時にJSS宝塚で競泳を始める。小1の時に飛び込みに始めて、小5から寺内らとともに練習。昨年4月に宝塚市立高司中学校に入学した。好きな食べ物は牛タンの焼き肉。147センチ、41・5キロ。


