静岡・焼津市の中高生ダンスチーム「BIG STONE BIJOU」が先月下旬、約3カ月ぶりに再始動した。新型コロナウイルスの影響で活動を休止していたが、来年の世界大会へ向けて、演技の練習を続けている。

昨年9月に千葉・浦安市で開催された「ジャムフェス・ジャパン」のジャズ部門で、81・9点を記録して優勝。米フロリダ州のディズニーワールドで先月2~3日に開催予定だった世界大会「ザ・ダンスサミット」出場の推薦を受けていた。しかし、世界的なウイルス拡大により、同大会の中止が決定。鈴木愛華(藤枝明誠高1年)は「悲しい気持ちが大きかった。でも、今はみんなと踊れるのが楽しいです」と話した。

そんな中、活動再開後のチームに吉報が届いた。救済措置として、今年の出場チームは、来年の同大会へ出場資格が持ち越された。本番では米歌手ピンク(40)の楽曲「ジャスト・ライク・ファイア」に乗せ、真っ赤な衣装で炎をイメージしたダンスを披露する予定だ。「歌詞の意味を理解して、力強く踊りたいです」と鈴木。小松ななみ(高洲中3年)は「技や表現力をレベルアップさせたいです」と意気込んだ。【古地真隆】