米NBAウィザーズの八村塁(22)が11日(日本時間12日)、リーグ戦再開地オーランドでの練習3日目を終え、オンラインでのインタビューに応じた。一問一答は以下の通り。

-先日オーランドに到着し、まずはホテルの部屋から34時間出られなかった

八村 到着前にそうなると聞いていたので、準備はしていた。3、4カ月隔離されていた状態から比べたら、ぜんぜん大したことじゃないと思っていたし、実際に大したことはなかった。チームとして、こうして試合ができることをいい機会だと思っている。

-34時間はどう過ごしたか

八村 ゲームしたりとか。でも移動があって結構疲れていたので、ほとんど何もしていなかったように思う。

-オーランドでの練習3日目が終わったが、ここまでどうか

八村 ブラッド(ビール)やDB(ベルタンス)がいないということで、チームとして若くなった。コーチのエナジーもすごく高いなかで練習をしている。僕としても楽しいし、チームもすごくいい雰囲気でやっている。いい感じ。

-ビールらの不在により、これまで以上に攻撃の中心になりそう

八村 自分でもそういうことを意識してやっている。得点だけでなくプレーメークもどんどん積極的にやっていきたい。日本代表でもそうだし、今はその立場にならなければいけない。

-それに関してチームから何か言われていることは

八村 僕にプレッシャーをかけて『ああやれ、こうやれ』というのは特にない。いつも通り積極的にいけと言われている。チームとしても学びながらやっている。

-先日、体重が10ポンド(約4・5キロ)増えたと口にしていたが、その効果は感じるか

八村 当たりが強くなっているなと思うし、動きが機敏になっている気もする。

-体重を増やした、つまり筋肉量を増やしたいちばんの理由は

八村 バランスの部分。ドライブのさいに接触すると、押し負けるわけではなかったが、バランスを崩すことが多かった。そういうところを意識し、筋肉を増やそうと思った。

-オーランドでの環境は事前に聞いていたとおりか。実際に行ってみて驚いたことは

八村 いちばん驚いたのはディズニーの大きさ。また、NBAがこれ(リーグ再開)を成功させるため、どれだけの時間とお金をかけてきたかがすごく分かる。そういうところは行く前に言われていたけれど、実際に来てみるといままでにない感じ。すごく徹底されているなと感じる。

-この期間、バスケ以外に学びたいことは

八村 税金とかファイナンシャルについて勉強したい。米国だけでなく日本にも税金を払わなければならない。自分のお金について、自分ですべて管理するのは大変だけれど、やっぱりできるだけしていきたい。こういう機会を生かして学んでいきたい。