B1新潟アルビレックスBBは2日、見附市総合体育館でホーム宇都宮ブレックス戦(7、8日、アオーレ長岡)に向け、練習を行った。開幕からの全10試合にスタメン出場し、1試合平均出場時間が36分39秒とチーム最長のSFロスコ・アレン(27)が東地区首位との一戦に備えている。

アレンは軽快な動きでリングにアタックを続けた。「(10月29~31日までの)オフでリラックスできた」。好調を裏付けるように正確にシュートを決める。オフの間は「部屋の掃除をしたよ」と笑顔。好物のステーキやすしを食べて心身ともにリフレッシュ。強敵に立ち向かう下地はできた。

1試合平均22・5得点で得点ランキング第4位。不可欠な存在の分、出場時間20分台は1試合だけ。延長を含めフル出場が3試合もあり疲労が残る。それでも「長い時間コートに立っているのは慣れている」。昨季所属のB2群馬クレインサンダーズでは1試合平均35分29秒、一昨季の島根スサノオマジックでも同37分8秒。常に期待を肌で感じてきた。試合前、後には30分ほどのマッサージを受けるが、筋肉に張りがあるときは1時間以上をかける。「宇都宮戦もアグレッシブにプレーする」。タフさを武器にチームをけん引する。【斎藤慎一郎】