ラグビーイングランド代表のエディー・ジョーンズ監督(60)が8日夜、三菱地所主催の「オンライントークラグビー世界大会2020」に出演し、ニュージーランド代表監督を志願した。

視聴者から「これまで監督経験がないチームで、指揮してみたいチームは?」と問われると「オールブラックス(=ニュージーランド代表)でしょうね。ぜひ、やりたい」と即答した。

ジョーンズ氏はこれまでオーストラリア代表監督などを歴任し、日本代表HCとして臨んだ15年W杯イングランド大会では優勝候補の南アフリカ代表を破るなど勝利に貢献。19年W杯日本大会ではイングランド代表を準優勝に導き、世界的な“名将”として知られている。ニュージーランド代表は昨年12月に、8年間アシスタントコーチを務めていたイアン・フォスター氏が新HCに就任した。

イベントでは、元日本代表の山田章仁(35=NTTコミュニケーションズ)が司会進行を務め、視聴者から「指導哲学」についての質問が多く飛んだ。60歳の指揮官は、勝つ組織を構成するための“必勝メゾット”を伝授し、「選手もコーチも常に努力して学び続けることが大事。選手とは会話が大切で、その会話でどう感情を揺さぶるか、つながるかがキーポンイントになる。最終的なゴールを設定し、目標設定、逆算してプランニング、それをどう伝えるか。自分の得意、不得意を理解して、周囲を活用してチームをつくることがマネジメントで重要になる」と説いていた。