フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ最終戦NHK杯が27日、大阪・東和薬品ラクタブドームで開幕する。女子ショートプログラム(SP)を午後に控え、午前11時からは各選手が2組に分かれ、30分間の公式練習に臨んだ。

2季ぶりのGPシリーズ出場となる17年4大陸選手権優勝の三原舞依(21=シスメックス)はSP「イッツ・マジック」の曲をかけての通しで、ルッツ-トーループの連続3回転、ダブルアクセル(2回転半)、3回転フリップとミス無く好調ぶりを示した。

18年世界選手権2位の樋口新葉(19=明大)は3回転ルッツでバランスを崩したが、演技後半にフリップ-トーループの連続3回転ジャンプでリカバリーするなど、本番を想定した練習。18年全日本選手権優勝の坂本花織(20=シスメックス)はフリップ-トーループの連続3回転を、基礎点が1・1倍となる演技後半に組み込んだ新構成で、通し練習をミス無く終えた。

唯一の海外勢となる劉永(ユ・ヨン、16=韓国)は、トリプルアクセル(3回転半)を成功させるなど、完成度の高い演技を披露した。

女子SPは同日午後3時15分から行われる。