18年平昌オリンピック(五輪)代表の坂本花織(20=シスメックス)が充実の演技で首位発進した。最初にダブルアクセル(2回転半ジャンプ)を決めた後、続けて繰り出したジャンプは3回転ルッツ。実に「SPでは5年ぶり」という挑戦に成功。最後は3回転フリップ-3回転トーループで締めくくり、演技が終わると両拳を握ってガッツポーズした。

得点は、全12選手で唯一の70点台となる75・60点。試合後「やりましたぁ。ふふふ」と喜び「この構成は初めてで緊張しました。エラーとか分からないけど、形上はノーミスでいけたので自信になるかな。(12月の)全日本に向けては、すごく前向きな気持ちでやっていけるかな。よくやったと思います。すごく久しぶりのお客さんの歓声がうれしくて。やっと試合だな、という感じがしました」と振り返った。

翌28日のフリーに向けて「明日は迫力ある演技ができるように頑張りたいと思います」と話した。