全国大学ラグビー選手権への出場を決めていた同志社大(関西リーグ2位)が8日、部員13人の新型コロナウイルス集団感染(クラスター)により、同選手権を辞退すると発表した。

13日には初戦となる3回戦の帝京大戦(大阪・花園ラグビー場)が予定されていたが「対戦校の帝京大学をはじめとする大学選手権出場予定の各大学、関西ラグビーフットボール協会ならびに日本ラグビーフットボール協会全ての関係者の皆様、平素より同志社大学ラグビー部を応援してくださる皆様に、多大なご迷惑とご心配をお掛けしましたことを重ねておわび申し上げます」とコメントした。

フランカー中尾泰星主将(4年)は「最後に同志社のジャージーを着て試合ができないことが本当に悔しく残念ですが、後輩達がこの悔しさを忘れず頑張ってくれると信じています」。伊藤紀晶ヘッドコーチは「選手・スタッフ174名の部員は、これまでとは違う活動を余儀なくされる中、『日本一』を目指して努力してきました。特に4年生のリーダーシップがなくしてここまで活動を続けることは困難であったと思います。大学選手権への出場辞退は非常に残念ではありますが、学生たちはこの試練を必ず乗り越えてくれるものと信じております」と思いを寄せた。