日本スケート連盟は26日、全日本選手権(長野)の男子ショートプログラム(25日、SP)における、羽生結弦(26=ANA)のスピンの得点について説明した。

羽生はSPで「足を替えて座るスピン」が認定されず、0点となっていた。吉岡伸彦レフェリーは競技の責任者として、要素名(基礎点)を認定する担当である技術役員に確認した内容を発表した。

発表内容は以下の通り。

関連するルールは「シット・ポジションのためには、回転脚の大腿(だいたい)部が少なくとも氷面に水平」「スピンの姿勢が成立するには連続した2回転が必要」「足替えあり一姿勢のスピンの場合には、SPでは、どちらか一方の足で姿勢が成立していなければ、ノーバリュー(0点)になる」で、これらは今シーズンからの新ルールというわけではありません。

羽生選手のチェンジフットシットスピン(足を替えて座るスピン)については、足替え前はシット・ポジションが成立していますが、足替え後は2回転連続したシット姿勢がなく、シット・ポジションが成立しておらず、ノーバリューという認定になりました。