オリンピック(五輪)2大会連続代表で、今季2年半ぶりに競技復帰した押切美沙紀(28=富士急)が、22年北京五輪女子団体追い抜きの代表入りへ意欲を示した。

7分11秒77で2位に入った5000メートル後のオンライン会見で、3度目の五輪について「私もパシュートに出たい。まだパシュートの技術は劣っているが、トレーニングしながら上手にみんなと合流できたらよい」と切望した。

北京五輪を目指し、今年10月の全日本距離別選手権で2年半ぶりに競技復帰。16年8月の練習中に左足の股関節を負傷した影響などで、18年平昌五輪では金メダルを獲得した女子団体追い抜きで補欠だった。“5番目の選手”としてチームを支え続けた分、同種目への思いは強い。

全5種目実施された今大会では、コロナ禍の影響でW杯などが軒並み中止となっている影響か、平昌五輪団体追い抜き代表の高木美帆が5種目、高木菜那が4種目、佐藤綾乃と補欠だった押切が3種目に出場するなど、多くのレースをこなして試合勘を確認する光景がみられた。