全日本ジュニア選手権王者の本田ルーカス剛史(綾羽3年)が82・65点の高得点で2位につけた。冒頭のトリプルアクセル(3回転半)から3回転フリップ-3回転トーループ、後半の3回転ルッツと、すべてのジャンプを成功させた。

13位と不本意な成績に終わった昨年末の全日本選手権。以降は浜田美栄コーチの指導の下、ジャンプの改善に励んでいた。「コンパクトに跳ぶ練習をしてきたので、それが試合で出せて良かった。ノーミスでホッとしてます」と納得した。

そのジャンプについては「軸、体を締める時に幅が大きくなってしまうことが課題だった。もっと早く中心に持ってこられるように」と意識し「全体的に力も使いすぎていたので(今後)4回転を跳ぶためにも、締める動き、速い回転、スピードがなくても跳べるようにしたい」と、さらに追求していく。

世界選手権(3月、ストックホルム)代表の鍵山優真(星槎国際横浜2年)に次ぐ2位で迎える23日の決勝(フリー)へ。「順位は気にせず、課題を1つ1つクリアして来季につなげたい」と先を見据えた。【木下淳】