地元代表の浦松千聖(18=愛知)は55・00点で8位だった。ジャンプで2本目に組み込んでいた3回転ルッツは、23日の高校総体では転倒。この日は「インターハイからルッツの調子が悪く、場所を変更したんですけど、気にしすぎました」と後半に変えたが、2回転となった。冒頭のフリップ-トーループの連続3回転は練習から自信を持って跳べており、「試合でもきれいに決まって自信になりました」と手応え十分だっただけに、悔いの残る2回転となった。

地元の代表として臨んでいる。「変に国体とかはなく、愛知県大会みたいな空気で、地元だからこそ落ち着いてできたかなと思います」と追い風にはなった。高校総体でもともに出場した愛知県代表、全日本ジュニア女王の松生理乃は中京大中京高の2学年後輩。「高校1年と3年ですが、高校も練習場所も同じで高め合ってる。学ぶ部分ばかり。すごくいい存在だと思ってます」と切磋琢磨(せっさたくま)している。

「(フリーは)ショートでミスがでてしまったルッツを2本決めて、あとは全体的にシーズンのしめくくりとしていい演技で終われたら来季にもつながる。自信をもってやりたい」と期した。