青山修子(33=近藤乳業)柴原瑛菜(22=橋本総業)組が、今季負けなしで開幕戦から2大会連続優勝を成し遂げた。準決勝で相手にマッチポイントを握られながら逆転。決勝はカリンスカヤ(ロシア)、クズモバ(スロバキア)組にストレート勝ちし、1月のツアー開幕戦アブダビオープンから9連勝で、8日開幕の全豪オープンに挑む。

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準決勝で相手の4本連続のマッチポイントをはねのけて逆転勝ち。決勝はストレート勝ちで、青山、柴原組が2大会連続の優勝を果たした。育ちも生まれも米国の柴原が、昨年12月に日本に来て、味の素トレセンで青山と1カ月間の集中練習。「いい練習ができた。(基本の)ベースを上げられた」(青山)と、スタートダッシュにつなげた。

この優勝でダブルスの世界ランキンが、青山は18位から13~14位、柴原は20位から18位ぐらいになる可能性が高い。6月7日の同世界ランクでトップ10に入っていれば、東京五輪のダブルス出場は確定。メダル獲得の可能性も見えてきた。

それには8日開幕の全豪での成績が大きい。「まだまだ反省する部分が多い。それを全豪につなげたい」と青山。昨年10月の赤土の全仏で同ペアとして初めて8強入り。全豪は2人にとって得意なハードコートとなる。