サントリーが「府中ダービー」で圧勝し、開幕4連勝を飾った。

リーグでの東芝との公式戦では、得点、得点差とも最多となった。

今季新加入したニュージーランド(NZ)代表88キャップ、SOボーデン・バレット(29)が多彩なキックで会場を沸かせた。

前半は8本中7本のキックに成功。裏へのキックでは低い弾道で敵BKの間に正確にボールを落とし、バウンドをさせる。スペースを把握したゲームコントロールで、常に主導権を握り続けた。38ー0と大きく東芝を引き離して前半を終えた。

16、17年にワールドラグビー年間最優秀選手賞を受賞した世界のスーパースターには、キックオフ前から観客の視線を一手に集めていた。約1時間前から1人だけグラウンドに現れて始めたキック練習中には、観客席から多くのスマートフォンがその様子を写した。受け手に吸い込まれるようで、回転のかけ方も実に豊富。美しさも感じるその球筋を見ていたファンからは、「これだけで見に来た価値があった」という声も漏れていた。

後半も優勢は変わらず。26分に途中交代するまでに3本のゴールを追加して、11本中10本で24点を稼いだ。チームも9トライの量産でライバルに大勝。3季ぶり最多6度目の優勝へと突き進む。