フィギュアスケート世界選手権(ストックホルム)の男子公式練習2回目が22日(日本時間23日)にサブリンクで行われ、4年ぶり3度目の優勝を目指す羽生結弦(26=ANA)が登場した。

21日に到着。翌22日の昼にメインリンクで行われた練習には姿を見せなかったが、スウェーデン入国後初めて氷の上で調整した。練習後はオンライン取材に応じ、現地かつ今年初の肉声を出した。

一問一答は以下の通り。

-バブル環境の大会。ストレス等は

うーん。まあ特に。僕にとっては何も変わらないというか。マスクしなきゃいけないな、とか。あとは常に人との距離感だったり。手指の消毒だったり、そういったことはかなり注意はしますけれども、僕にとっては、試合の時はいつもこのような感じでやってはいるので。特に影響はないかな、と。影響はないというか、何も変わらないかな。

-素晴らしい全日本から3カ月。上積みは

そうですね。…。まあ、もちろん、いい演技したいとは思ってますけど。うーん…。何か全日本みたいに、とかいう気持ちは特になく、ここはここで。そうですね、練習してきたことをしっかり出せればいいと思いますし、あとは、こっち来て感覚がすごく整ってるわけではないので、ちょっとずつ感覚を整えながら、体を整えながら、いい演技をしたいな、っていうふうに思ってます。素直な気持ちはそこかなあと。何か、これをやりたい、あれをやりたい、こういう演技したい、とかいう感じでは、今はないです。

-ネーサン・チェン選手(米国)との対決、王座を取り戻す戦い、枠取りについて

まあ枠取りに関しては最大限、貢献したいなとは思っています。あとは、そうですね。僕にとっては今のところそれだけですかね、この大会については。あとは、とにかくまあ自分が目指している良い演技を、毎日1つずつ重ねていって、グラデーションのように良くなっていってくれればなあと思います。