F1開幕戦、バーレーン・グランプリ(GP)で、日本人7年ぶりのF1ドライバー角田裕毅(20=アルファタウリ・ホンダ)がデビューした。13番手からスタートし、9位でフィニッシュした。デビュー戦で入賞し、ポイントを獲得した。

開幕戦を制したのはハミルトン(メルセデス)。2位はフェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)。

予選では13位につけた。予選は1次、2次、3次と3回に渡って行われ、最終10人で争う3次(Q3)には進めず2次(Q2)で敗退。それでも、1次では全体の2番目のタイムを出し、世界に衝撃を与えた。

角田は思うようにいかなかった予選終了後「今日はすごくがっかりした。でも明日は気持ちをリセットしてF1デビューの日を楽しみたい」と前向きに話していた。

なお、2チームにパワーユニット(PU)を供給するホンダは今季でF1での活動を区切りとする。

◆角田裕毅(つのだ・ゆうき)2000年(平12)5月11日、相模原市生まれ。4歳でカートに乗り始め、16年にF4日本選手権に参戦。18年にF4日本選手権で総合優勝。19年にF1の登竜門、レッドブル・ジュニアチームに加入。同年F3選手権で総合4位。20年からはF2選手権に参戦し、3勝を挙げ年間3位。F2新人賞と、FIA(国際自動車連盟)新人賞をダブル受賞。12月16日にF1のアルファタウリと契約。160センチ、53キロ。