17歳の世界選手権女王、アンナ・シェルバコワ(ロシア)が160・58点で1位となり、自国の初優勝に貢献した。

冒頭、減点はされたものの4回転フリップに挑戦するなど攻め、後半には3回転ルッツ-3回転ループなど難易度の高いジャンプを披露。2日前のショートプログラム(SP)に続いて1位と強さを見せつけた。

演技後に行われたオンライン取材の一問一答は以下の通り。

-どのような大会になったか

満足しています。とても喜びを感じることができました。SPの時は感覚をつかめなかったけど、1日空いて、今日のフリーは満足することができました。チーム全体で、魂を持って。助け合う、応援し合う雰囲気が良かった。(3月の)世界選手権から緊張していたけれど(今季最終戦を終え)これでリラックスすることができます。

-22年北京五輪(オリンピック)へ、磨いていく部分は。さらに跳びたいジャンプは

まだ今季が終わったばかりで、来季どうするかは分からない。ただ、全てに挑戦することが大事だと思います。美しい絵を提示し、プログラムを感じて滑ること。それを意識したいと思います。

-東京五輪が100日以内に開催される予定だ。今回、日本で安全を感じたか

日本に来ることができて大変な喜び。感染症対策に関しては、日本はとても厳しい措置が取られていましたけど、困難なことではない。ここに来るまでに慣れました。私は既に感染し、克服していますから、それほど恐ろしいという感覚はありませんでした。

-ロシアには4回転を跳ぶ女子選手が多い。その存在が、どのような力になっているか

4回転を跳ぶのは普通です。特段のことはない。もう4回転の時代をスタートしているし、慣れている。私も4回転を跳びますし、普通のこと。この流れは変わっていかないでしょう。アリガトウ。