プロフィギュアスケーター、浅田真央さん(30)の3年間の旅路が終わりを迎えた。

座長を務め、総合演出も担うアイスショー「浅田真央サンクスツアー」の最終公演が27日に横浜アリーナで行われ、ラストダンスを舞った。

現役時代に応援してくれたファンへの感謝を直接伝えたいと始まった「サンクスツアー」は、18年5月の開催からこの日で202公演を数えた。キャストと一から作り上げたツアーは、長期にわたり全国を回り、日本のアイスショー文化に取っても大きなインパクトを残した。26日の千秋楽初日には「選手の時には感じられなかった、スケートに対する愛というのが強くなった」と振り返っていた。

大千秋楽の最後、他の9人のキャストからのビデオメッセージを見た後にマイクを握り話し始めた。「ツアーの最初の方は一杯泣いていたので、今日は泣かないと決めていたんですけど、泣きそう…」と言葉に詰まる場面もありながら、「また新たなスタートだと思っています。本当に幸せで最高な時間でした!」とあらためてファンに感謝を伝えた。