テニスの4大大会、ウィンブルドンが、28日に開幕するのを前に、日本のエースで、東京オリンピック(五輪)代表に内定している錦織圭(31=日清食品)が26日、会見を開いた。先週のドイツ・ハレの大会2回戦で敗れた後、右手首に痛みがあることを明かしていた。しかし、「3日間ほどテニスを休んで、だいぶ良くなった。ほとんど痛みがなく、この何日間は、気にせず練習ができている」と、準備ができていることを強調した。錦織は、1回戦で、世界67位のポピリン(オーストラリア)と対戦する。両者は初対戦。主な一問一答は次の通り。

 

-ポピリンの印象は。

錦織 フレンチで1回だけ練習して。印象的なのはサーブ。フォアも強烈ですね。動きとバックはそこまで良くないので、サーブが取れれば自分のテニスになる。

-ロンドンに移動して隔離などは。

錦織 今週は全く(外に)出られないので。ちょっとストレスはないわけではない。食後の散歩とか、走ったりとかが、いつもなら息抜きになったりしていたが。久しぶりに味わう隔離の感じかな。

-ウィンブルドン去年中止。久しぶりの印象は。

錦織 今週、しっかりいろんな選手と練習して、だいぶなれてきた。世界で一番きれいな芝なので。プレーはしやすかった。

-東京五輪への意気込みは。

錦織 今はウィンブルドンなので、この大会に集中している。でも、すごく楽しみ。地元でどのぐらいプレッシャーがかかるか分からないけど、トップ10、20の選手と戦える自信はある。