「黄金軍団」ジークスター東京が、ホーム開幕戦でゴールデンウルヴス福岡に40-21で圧勝した。チームには今季、東京五輪代表主将の土井杏利(31)と司令塔の東江雄斗(28)が新たに加入。信太弘樹(32)、東長浜秀希(33)、GK甲斐昭人(34)ら代表レベルの選手をそろえた創設4年目のチームが、圧倒的な力で開幕4連勝とした。

序盤こそ連携ミスも目立ったが、前半半ばからは一方的な展開。大崎電気から移籍した小山哲也(27)の連続ゴールなどで一気に突き放し、大量リードを奪った。後半にはメンバーを次々と入れ替え、GKを除く登録全13人が得点した。

横地監督は「チームとしてはまだまだ。完成度は50%くらい」と話したが、東江は「試合をこなしていく中で、少しずつよくなっている」と、手応えを口にした。土井も「目標は優勝しかない。もっともっとチームは良くなるし、楽しみでしかない」と、笑顔をみせながら言い切った。

開幕から4連勝で、一昨年王者の大崎電気、昨年優勝の豊田合成と並ぶ。次戦(10月2日)には土井や信太の古巣、大崎と対戦。さらに同9日には豊田合成との試合がある。リーグ戦序盤のヤマ場に向けて、横地監督は「みな、うちには負けたくないと思っているはず。簡単な試合にはならない。ディフェンスがカギになる」と話していた。