フィギュアスケート女子の紀平梨花(19=トヨタ自動車)が右足首のケガの影響でグランプリ(GP)シリーズ第2戦スケートカナダ(29~31日、バンクーバー)を欠場することになった。

19日、日本スケート連盟を通じてコメントを発表。「いつも応援してくださりありがとうございます。今年7月より痛めていた右足首の『骨軟骨損傷』が完治に至っておらず、スケートカナダへの出場を断念することに致しました。今後の試合に向けて治療、リハビリに専念致します」と説明した。

紀平はスケートカナダに続き、NHK杯(11月12~14日、東京・国立代々木競技場)にもエントリーしている。GPシリーズ2戦の合計で上位6人が進出するGPファイナル(12月9~12日、大阪・東和薬品RACTABドーム)への道は絶望的になった。

スケートカナダには日本からは樋口新葉(明大)と河辺愛菜(木下アカデミー)が出場を予定している。21年世界選手権2位のトゥクタミシェワ、20年欧州女王のコストルナヤ、シニア1年目で新星のワリエワ(いずれもロシア)らが集い、ハイレベルな争いが見込まれている。