バスケットボール男子日本代表のトム・ホーバス新監督(54)が23日、就任後に初めてBリーグを視察した。1部(B1)のSR渋谷-宇都宮戦(東京・青山学院記念館)を観戦。ハーフタイムに報道陣の取材に応じ、「男子の試合映像をたくさん見たが、やっぱり生の試合だともっとよく見える。今日から楽しみ」と話した。

若手選手については「勉強中」と話した新指揮官。気になる有望株については「名前は出したくない」と明言を避けたが、「試合後に、選手たちとちょっと話をしたい。今の気持ちを聞いたり、僕のバスケを説明したい」と話した。今後も各地の試合を視察予定。

再来日後、2週間の自主隔離期間を経て男子代表監督としての活動を本格的に始めた。米国出発前にNBAの八村(ウィザーズ)や渡辺(ラプターズ)と連絡は取っていないそうで、「みんな分かっているように、(八村)塁はキャンプとか出ていないので。(渡辺)雄太ともまだ話はしていない」と説明した。

初采配となる来月27、28日のW杯アジア地区予選、中国戦(仙台市)を2試合終えた後に、米国に戻る予定となっている。「もう1回アメリカに帰ってから塁と雄太の試合を見て、2人と話したい」と語った。