Bブロックは中大と法大が2連勝を飾り、次節の直接対決で1位を争うことになった。中大は日大に1度は逆転されたがTDパスで再逆転。強力な守備を前面に、3TDを加えて38-13で勝利した。法大はRB星野が3TDを挙げて、前半を21-7と立大をリード。後半にも3TDを奪って、35-14で勝利を収めた。11月14日に横浜スタジアムで対戦する。

中大は同点で折り返しも、前半から試合を支配していた。2度目の攻撃で先制のTDパスを決めた。守備は6回のうち4回をプレー3回でのパントに追い込んでいた。ただし、パスキャッチ後のファンブル、パントブロック後にインターセプトとミス続き。日大を引き離せず、第2Qに同点に追いつかれた。

後半もFGで勝ち越されたが、直後にロングパスから3プレー目に再逆転となるTDパスを決めた。この後は守備陣が主役になった。QBサックを浴びせてファンブルを誘い、ここからTDランに結び付けた。

次の守備ではゴール前まで攻め込まれたが、ビッグプレーが飛び出した。QBにラッシュするとファンブル。DL小山がこのボールを拾い、78ヤードを駆け抜けるリターンTDとなった。さらにファンブルからTDランでとどめを刺した。

中大の須永ヘッドコーチ(HC)は就任1年目の昨季は4戦全敗に終わった。日大時代にはライスボウルで3連覇に導き、HCも務めたこともある。2年目で母校を初めて破っての連勝。「中大にとって財産になる勝利。半歩ずつぐらい成長している手応えはある。」と冷静に話した。

「守備はよかった。DLが前線を破壊して有利になった。力では負けていなかった」とほめた。法大戦はこのDL陣が、まずは星野のランを止められるか。「浮かれすぎずに次につなげたい。まだ勝てるイメージはない。まずベストコンディションで臨みたい」と控えめに話した。