18年平昌オリンピック(五輪)、21年世界選手権ともに6位の坂本花織(21=シスメックス)が、22年北京五輪の団体戦で日本チームが目指す初のメダル獲得について「夢じゃない」と語った。

演技後、海外メディアから「どうして日本のフィギュアスケートはこんなに強くなったのか?」「北京五輪の団体戦でのメダルの可能性は?」と聞かれ、こう答えた。

「日本の強化選手はナショナルトレーニングセンター(NTC=大阪・関空アイスアリーナ)で毎週、一緒に練習しています。誰かがすごく調子が良かったら『自分も頑張ろう』と思える雰囲気になるし、みんなの調子が良ければ自然と周りも調子が良くなる。それで強い選手になっていく。すごく良いことだなと思っています。ペアとアイスダンスも強くなっています」。

「平昌の時より確実にレベルも上がっているので。オリンピックの団体戦でのメダルも夢じゃないと思います」。

団体戦が正式種目に採用された14年ソチ五輪以降、日本は2大会連続5位。北京では初が懸かっている。

この日の坂本はSPで71・16点をマークし、4位で24日(日本時間25日)のフリーに進んだ。【木下淳】