22年北京オリンピック(五輪)・パラリンピック日本代表選手団の公式服装発表会が27日、都内で行われた。

スピードスケート女子の高木美帆(27=日体大職)やパラリンピック女子チェアスキーの田中佳子が登壇。公式スポーツウエアのダウンジャケットとパンツを着用した高木は、初めて袖を通して「デザインも私好みで格好いいなと。見た感じ、厚手かなと思っていたんですけど動きやすくて暖かい。私たち冬季選手にとって申し分ない。エンブレムも(TEAM JAPANブランドとして)新しく、みんな同じものになったということで、同じエンブレムを背負って戦えることを誇りに、この冬をもっと盛り上げることができたらうれしい」と感想を語った。

公式スポーツウエアは表彰式や選手村で着用するもので、ストレッチジャケットとパンツを来た田中は「肌なじみも良くて動きやすいので驚きました。袖の部分も補強してくださっていて、車いすのタイヤに巻き込まずに済む」と機能性も高く評価した。

北京五輪に向けた抱負を求められると、高木は「このウエアを正式に着用できるように切符を取らないといけないんだな、と感じています。ワールドカップ(W杯)に、1年のブランクをへて派遣されることになったので、五輪に出るための資格をしっかりと取りに行かないといけないなと。久々の海外遠征が楽しみであり不安でもある中で、今日感じた思いを胸に秘めて前に進んでいきたいなと思います」と意気込んだ。

この日は北京五輪開幕の100日前、北京パラリンピック開幕の128日前。式典時、渡航時に着用する服装も発表された。