ノルディックスキー・ジャンプ男子の宮平秀治ヘッドコーチ(47)が1日、11月28日新型コロナウイルス陽性反応が出た小林陵侑(25=土屋ホーム)の現状などについて明かした。

遠征先のポーランドからオンライン取材に対応した。現在小林陵はフィンランド・ルカにとどまり隔離中。「いたって平常。普通の状態」と体調不良はなし。トレーナーによるオンラインでの指導で部屋の中で出来る範囲のフィジカルトレーニングを続けるという。

27日のワールドカップ(W杯)個人第3戦(ルカ)で今季初優勝した。翌日、PCR検査の結果陽性判定となり、第4戦を欠場した。そのまま同地での10日間の隔離生活に突入。日本チームはポーランド・ビスワでの次戦に向けて移動した。今後についてはビスワでの第5戦(5日)も欠場し、ドイツ・クリンゲンタールでの第6戦(11日)から復帰する見込み。「コンディショニングは不安要素あるが、僕らも出来ることをサポートしたい」と宮平ヘッドコーチ。ただ、ジャンプの調子については出場した試合は2位、優勝と好結果なだけに「いい方向に進んでいる」と太鼓判を押した。