カーリングの北京五輪最終予選(オランダ)の開幕を間近に控えて日本代表選手団がオンライン取材に応じ、来年2月の北京五輪切符獲得へ向けて意気込みを示した。

18年平昌五輪女子銅メダルを獲得したコロ・ソラーレのスキップ藤沢五月(30)は「自分たちのパフォーマンスを出したい」と宣言。10月からカナダで計4大会に出場し、最後の大会では優勝を収めるなど調子は上がっている。「新しい練習に取り組み、その成果が結果として出た」と手応えを口にした。

男子コンサドーレのスキップ松村雄太(32)も、「いい状態できている」と力を込める。こちらも10月からカナダで合宿を行い、海外チームとの対戦を重ねて調整してきた。「試合の組み立てやスコアの動かし方など、完成度が上がっていている」とうなずいた。

男女4人制は11日から始まり、それぞれ9チームが最後の3枠を争う。

一足早く5日から行われる混合ダブルスには、松村千秋(29=中部電力)と谷田康真(27=コンサドーレ)のペアが臨む。11月上旬からコンサドーレに合流して練習を積んできた松村千は「とても充実していて、大会に向けていい準備ができている」。残されたわずか2枚の切符を14チームが争う激戦を前に、闘志を燃やした。