バスケットボールBリーグ、レバンガ北海道のナナーダニエル弾(24)が横浜BC戦(4、5日、札幌・北海きたえーる)での復帰へ意気込んだ。2日、札幌・カミニシビレッジで練習を公開し、「コンディション100%」と万全をアピールした。

10月3日の広島戦で負傷。腰椎横突起骨折と診断され、同16日のホーム開幕戦でコートには立てなかった。やっとホームのファンにプレーを見せることができる。「持ち味であるフィジカルをいかしたプレーでチームの勝利に貢献したい。ハートで負けないように。プレータイムを増やして外国人選手を休ませたい」と話した。

この日の練習では予防のためにコルセットを使用していたが、力強く競り合い、1つ1つのプレーに全力で取り組んでいた。佐古賢一監督(51)からは「思いっきりシュートを打て」と叱咤(しった)され、全体練習後も黙々とシュート練習を続けた。

相手はナナーの故郷、神奈川の横浜BCだ。得点源の森川正明(29)やインサイドが強い外国人選手を警戒する一方で、同学年の須藤昂矢(24)の名前も挙げた。高校時代、神奈川選抜で共に戦った仲で、対戦を楽しみにする。現在のチームの課題は守備力。橋本竜馬主将(33)は「ナナーにはリバウンドとインサイドでのフィジカルプレーに期待している」と話す。“本拠地開幕戦”となるナナーのアグレッシブなプレーが、連敗脱出に導く。【佐藤翔太】