京産大が7戦全勝で1998年度以来、23季ぶりの優勝を飾った。

リーグ最終戦は今季全敗の関学大戦だったが、前半から大苦戦した。開始12分にFWの連続攻撃から1年生ロックのフナキ・ソロモネが先制トライを挙げるも、関学大に攻め込まれた。持ち味の粘り強い守備で耐えたが、前半ロスタイムにバックスにトライを許して7-5とわずかなリードで折り返した。

後半に入ってからも苦しい時間が続く。同11分に2年生WTB船曳がパワフルな走りでトライを挙げ14-5とするも、その後もピンチの連続。終盤に突き放したが、リーグ最下位を相手に課題が目立つ内容だった。

大学選手権は準々決勝からの出場で、26日に関東リーグ戦2位日大-関東対抗戦5位日体大の勝者と対戦(熊谷)する。

昨季の大学王者・天理大のように、関西王者は「打倒関東」が使命となる。23季ぶり優勝の喜びはつかの間。関西王者として、さらなる成長が求められる。

関西リーグ戦は1位京産大、2位近大が確定。関学大は7戦全敗の最下位で入れ替え戦に回る。