昨年11月開催のJOCジュニアオリンピック3位の吉岡希(18=兵庫・西宮甲英高)は、ほろ苦いスタートとなった。

SP30人中3位の60・48点で25日の決勝(フリー)進出を決めたが、「一番やってはいけない失敗をしてしまった」と中盤の2連続ジャンプのミスを悔やんだ。「もったいないことをした。気が緩んでしまった」と猛省した。

今大会の目標は、SP2位の片伊勢武(17=兵庫・関西大一高)とともに兵庫県勢でワンツーフィニッシュすること。「もう1人の相方も強いので」と信頼する。「他の人がどうかは分からないが、すごく出遅れてしまったと思う。明日は絶対に失敗しないように最後まで集中して頑張りたい」と力を込めた。4回転ジャンプ2本入れたフリーでの挽回を誓った。

上位選手は以下の通り。

(1)中村俊介(16=愛知・中京大中京高)73・78点

(2)片伊勢武(17=兵庫・関西大一高)61・12点

(3)吉岡希(18=兵庫・西宮甲英高)60・48点

(4)菊地竜生(17=東京・目黒日本大高)59・98点

(5)松岡隼矢(17=福岡・沖学園高)57・69点

(6)森本涼雅(14=京都・高槻市立第一中)55・04点

(7)垂水爽空(16=福岡・角川ドワンゴ学園N高)53・08点

(8)朝賀俊太朗(16=大阪・向陽台高)52・62点