昨年11月の西日本選手権覇者、森口澄士(すみただ、20=京都・同志社大)は2位だった。

ショートプログラム(SP)2位に続き、フリーも2位の141・27点を記録し、合計214・30点。首位の山本草太(22=愛知・中京大)には27点以上及ばなかったが、笑顔で国体を終えた。

冒頭から危なげなく、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)-2回転トーループの連続ジャンプを決めると、その後も、トリプルアクセル、3回転ループなどでGOE(出来栄え点)を加点し、最後まで大きなミスなく滑り切った。演技終了後は両手を高く突き上げてガッツポーズを2度作り、白い歯を見せて引き上げた。

代表に内定していた昨年12月のユニバーシアード冬季大会(スイス)は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止になった。それでも京都府民大会、年末の全日本選手権、今月上旬の日本学生氷上選手権大会(インカレ)と、出場を続けてきた。