日本代表の中部電力が接戦を落とし、4敗目を喫した。第9戦でチェコに3ー7で敗れ、この日の第8戦デンマーク戦に続く2連勝はならず。通算成績を5勝4敗とした。上位6チームが決勝トーナメントに進むが、7位に後退した。

互いに勝負の一投で思うように石を運べず、複数得点を奪えない我慢の展開が続いた。セカンドの鈴木みのりは「前半は相手のミスに助けられながら、ゲームが進んだという感じで、チャンスありながらもキーショットを決められず、複数点を取れなかった」と振り返った。

第7エンド(E)ではスキップ北沢育恵が狭い隙間を縫うスーパーショットも見せる場面もあったが、2点以上は奪えず。逆に第8Eで2点を許し、有利な後攻だった第9Eでは、北沢のショットが決まらずに2点スチールを許した。最終10Eを前にして相手の勝利を認めるコンシードとなった。

鈴木は「今回も負けてしまい、ちょっと気分的に下がりつつあるんですが、明日からは気持ちを切り替えて新たな気持ちで臨めれば良いかなと思います」と残りの試合を見据えた。

次戦は24日午後2時(日本時間25日午前6時)からノルウェーと対戦する。

 

◆22年世界選手権 女子は日本を含めて計13チームが出場。全チーム総当たりの1次リーグ(L)を行い、上位6チームが決勝トーナメントに進む。1次Lの1、2位チームは無条件で準決勝に進出し、その前に同3位と同6位、同4位と同5位が対戦する。