フェラーリのシャルル・ルクレールがトップタイムを記録した。

日中に行われたフリー走行1回目、日没後に行われた2回目ともにルクレールがトップタイムを記録。しかしその直後にコンクリートウォールに接触しマシンを破損。フェラーリはカルロス・サインツも接触でマシンを壊し、決勝想定のロングランを一切行うことができていない。

2番手のマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は前戦バーレーンGPで見舞われた燃料系のトラブルに対策を施し出走。ソフトタイヤで自己ベストの更新ができなかったにもかかわらず、0・140秒差の2位に付けている。

アルファタウリの角田裕毅は首位から0・812秒差の10番手タイムを記録したが、決勝想定の走行終盤に駆動系トラブルに見舞われてストップを喫している。

ジェッダ周辺ではイエメンの武装勢力によるものとみられる攻撃が続いており、この日も石油精製工場で爆発が発生してドライバーやチームから不安の声が上がり、フリー走行のセッションが15分遅れる場面もあった。F1はサウジアラビアGPの開催に問題はないとしているが、土曜以降の予選・決勝の開催には懸念が持ち上がっている。

(米家峰起通信員)