バレーボール男子日本代表主将の石川祐希(26=ミラノ)が11日にオンラインで取材対応した。イタリア・セリエAでの7季目のシーズンを終え、「カコイチ(これまでで1番)悔しいシーズンだった」と総括した。

今季はレギュラーシーズン23試合に出場してチームは5位。プレーオフはベスト4進出とはならなかったものの、国内カップ戦の「コッパ・イタリア」ではクラブ最高となる4強入りを果たした。

チームからは今季、ブロックカバーの位置取りなどスタッツに表れない部分での貢献も求められていた。その面に関しては「数字に出ないプレーで成長できたかな」とうなずく。個人パフォーマンスが上がり、チームとしてより高いレベルでの戦いを繰り広げてきたからこそ、目指すものは高くなっている。負けたら終わりのプレーオフ準々決勝モデナ戦の第2試合、「チームを勝たせられるかどうかも問われる試合で、勝てなかった」と悔しがった。

来週にいったん帰国したあと、日本代表合宿に参加予定。主将として「チームを引っ張るようなリーダーを、もう1人2人つくりたい」と口にした。