バレーボール女子決勝は長岡商が中越に2-0で勝ち、4大会連続10度目の優勝を決めた。1年時からのレギュラー、本田菜(なずな)主将と吉川すなほ(ともに3年)を中心に接戦をものにした。最後は吉川が決めた。24-22のマッチポイント。「ブロックに思い切り当てようと思った」。177センチの高さを生かした強烈なスパイクで狙い通りにブロックアウト。試合終了の瞬間、メンバーは歓喜の輪を作った。
昨年のインターハイ、1、2年時の「春高」を経験している本田主将と吉川の存在は大きい。第2セット、18-18から吉川がワンタッチを誘ってリード。続いて本田主将がスパイクを決め20-18と終盤に流れを引き込む。メンバー全員、右手甲に「スマイル」、左手甲には「素人」と記してコートに立った。「挑戦者の気持ちと笑顔を忘れないように」と本田主将。勝ち抜くメンタルをチームに浸透させていた。
曽根喜広監督(45)は「大事なことだけをした」と言う。4連覇阻止にどの相手も対策を立ててきた。惑わされないようレシーブからのつなぎを徹底。やるべきことをやってつかんだ全国切符だ。「目標はベスト8。スタート地点に立てた」と本田主将は笑顔だった。【斎藤慎一郎】
○…男子決勝は新発田中央が東京学館新潟を2-1で破り、20年ぶり2度目の優勝を決めた。前回優勝時のエースだった沢田圭介監督(38)は「現役の時は泣かなかったけど、今日は泣いてしまいました」。試合前は午後9時まで汗を流すなど猛練習をしてきた。服部将真主将(3年)は「練習がきつかったので優勝は気持ちいい」と笑った。沢田監督は「笑顔を忘れず、とにかく楽しんでやらせたい」と表情を緩めた。


