ウルグアイのレジェンドが、同国初の大台に王手をかける。

ラグビーで日本代表(世界ランク10位)とのテストマッチに向けて来日中のウルグアイ代表(同19位)「ロス・テロス」のロック、ディエゴ・マニョ(33=ペニャロール)が97キャップで日本にやってきた。14日は千葉・浦安市内で練習を公開。18日に東京・秩父宮ラグビー場、25日に福岡・ミクニワールドスタジアム北九州で日本戦を予定する。

マニョは15年8月の日本遠征時も2試合に先発した経験を持つ。今回、日本で2キャップを積み上げれば、ウルグアイ初という100キャップに王手となる。経験豊富な33歳は「あと少し。うれしく思う。ただ1試合1試合がタフなので、目の前の試合に集中したい」と冷静に意気込み「2015年の代表よりもプロ選手が増え、いい形で来日ができた。日本は世界のトップ10に入る。結果を出す。そして自分たちがどの位置にいるかを計ることができる」とテーマを強調した。

今回の来日メンバーは26人中23人が同国のクラブチーム「ペニャロール」に在籍。ウルグアイ協会の方針により、1つのチームで代表につながる集中的な強化が行われている。気心知れたペニャロールの仲間にフランスでプレーする2人、イタリアの1人を加え「(ペニャロールの選手とは)だいたいの時間を一緒に過ごしている。そこが今のウルグアイの強み。これまでの代表との違いを出せる」と連係に自信を見せた。【松本航】