レッドブルのマックス・フェルスタッペンがトップタイムを記録した。

コロナ禍の影響で2019年以来3年ぶりの開催となったカナダGPだが、雨予報もある中で金曜の2セッションはドライコンディションでの走行。予選想定の走行ではフェルスタッペンがストレート区間で終始優勢で1分14秒127のトップタイムを記録した。

しかし選手権を争うシャルル・ルクレール(フェラーリ)もコーナーの多いセクター2で最速となり0・081秒差の2位。前戦アゼルバイジャンGPでパワーユニットトラブルに見舞われたが、壊れたICE(内燃機関エンジン)を中心にターボ以外を交換して今季4基目の投入を避けてグリッド降格ペナルティーは回避したかに思われた。FP2で今季3基目のCE投入を決め、最低でも10グリッド降格ペナルティーを受けることとなった。

角田裕毅はシーズン序盤戦に2基を失っているためここで今季4基目のパワーユニット投入を選び、最後尾グリッドスタートが決まった。そのため予選は考慮せず決勝を中心に据えたプログラムをこなしてリザルト上は17位となった。(米家峰起通信員)