日本フェンシング協会会長でタレントの武井壮(49)が3日放送のTBS系「サンデージャポン」に出演。男女エペ日本代表の沖縄合宿(6月18~25日)が、レジャー中心ながら日本オリンピック委員会(JOC)などの助成金から補助を受ける予定だったと週刊文春に報じられた件について、弁明した。

合宿の午後はすべてレジャーとの報道について、武井会長は「まったく当てはまらない」とした。

参加した全選手とコーチにヒアリングした結果、午前中はハードなポーズをして追い込むヨガトレーニング、その後にフェンシングのトレーニングを行っていたという。午後はメニュー上、フリーと書いてあったが「屋内、屋外でも練習していい。疲労がたまった選手は休んでもいいということ。決してレジャーではなく、その時間を自由に使っていいということ」と話した。

選手たちがビーチでバナナボートで遊んでいたとの報道については「1週間のうちに1日あった」。合宿でも「オフの時間は必ずある」と続けた。スポーツ界には練習量が多ければよし、厳しければよしとの風潮が根強いことも事実。「トップ選手にフリーの時間を与えるのは、決して遊びの自由時間を与える意味合いではないと信じている。長ければいい、きつければいいでは昭和の根性論に逆行してしまう」と持論を展開した。

なお、2日の日本協会理事会で、日本オリンピック委員会(JOC)、日本スポーツ振興センター(JSC)からの助成金203万2905円(15人分)の申請見送りを報告。選手とコーチの家族同行について「不適切だった」と謝罪している。