全日本柔道連盟は4日、国際大会グランドスラム(GS)ハンガリー大会(8~10日、ブダペスト)の欠場者を発表した。

4月の全日本選手権で優勝した男子100キロ超級の斉藤立(国士舘大)と、昨年の全日本女子選手権(皇后杯)で70キロ級ながら頂点に立った田中志歩(JR東日本)。ともに理由は「けがのため」としている。

斉藤は先月26日の全日本学生優勝大会に、右膝痛からの病み上がりで出場。直後に出発したモンゴル合宿最終日の記念撮影でも柔道着を着ておらず、状態が心配されていた。

男子では73キロ級の橋本壮市(パーク24)も、左母指MP関節靱帯(じんたい)を5月に損傷したため欠場を発表している。

3人は10月の世界選手権(タシケント)代表に選ばれている。【木下淳】