日本ソフトボール協会は5日、世界野球ソフトボール連盟(WBSC)総会後の年間表彰で4部門の受賞があったことを報告した。

東京オリンピック(五輪)で金メダルを獲得した昨年の最優秀選手には、二刀流の藤田倭(31=ビックカメラ高崎)が選ばれた。代理で日本協会の宇津木妙子副会長(69)が記念皿を受け取った。

Player of the year 2020

永吉飛斗(2020男子U18ワールドカップMVP)

Player of the year 2021

藤田倭(東京2020オリンピックMVP)

Softball Coach of the year 2021

宇津木麗華監督(東京2020オリンピック優勝)

Federation of the year 2021

日本ソフトボール協会(東京2020オリンピック優勝)

日本協会は「受賞は大変喜ばしく、誇りに思っております。また、多くの関係者の協力により受賞できたことから、平素より当協会事業にご協力いただいている皆さまに改めて感謝申し上げます。世界中のソフトボール選手の目標となるよう、これからも各選手の更なる活躍を期待しております」との声明を出した。

また、台湾で開催された総会では女子日本代表の宇津木麗華監督と、04年アテネ大会まで五輪3大会連続出場の山路典子さんが選手部門で殿堂入り。2人は00年シドニー五輪で銀メダルに輝いた。

任期満了に伴う役員改選も行われ、リカルド・フラッカリ会長や宇津木妙子理事らが再選された。宇津木理事は有効144票のうち109票を一身に集めた。【木下淳】