不倫騒動があったバスケットボール男子日本代表候補の岡田侑大(24)について、所属クラブのB1信州ブレイブウォリアーズは制裁を科さない方針であることが29日までに分かった。

B1信州は日刊スポーツの取材に対し、「今のところ先日(13日)の発表がすべてです」と回答した。Bリーグ規約第3条には「公序良俗に反する行為および社会的規範に反する行為を行ってはならない」と明記されている。クラブとして、今回の件がこの一文には抵触しないとの認識も示した。

B1信州は岡田の不倫報道があった翌日の13日、「弊社として選手のプライベートについて関与はせず」とのスタンスを片貝雅彦社長名義で公表していた。その際に岡田に対しては「今後プロ選手としてふさわしい行動をとっていくよう伝えてまいります」とするにとどめていた。

不倫報道があった翌日、岡田は自身のSNSで事実を認めて謝罪。交際相手の尾島早都樹(さつき)アナウンサーは、在籍していた長野放送を27日までに退職した。

岡田に続いて不倫騒動を報じられた元日本代表の狩野祐介(32=B1滋賀レイクス)は22日、所属先から8月31日までのチーム活動参加禁止などの処分を受けた。Bリーグの新シーズンは9月末に開幕する。

バスケットボールの不祥事では18年アジア大会(ジャカルタ)開催中に買春行為が発覚した際、4選手に対して日本協会から1年間の公式試合出場停止処分が下された。