バレーボールの女子世界選手権で1次リーグを突破した日本(世界ランク7位)は4日、オランダのロッテルダムで2次リーグ初戦・ベルギー(同11位)戦に臨む。

ベルギーとは7月4日のネーションズリーグ第3週カナダラウンドで対戦し、フルセットの末に2-3で敗れている。勢いに乗るためには重要な一戦となるため、9月28日の中国戦で右足首を捻挫したエースで主将の古賀紗理那(26)が、復帰する可能性がある。

古賀が欠場している間にスタメン起用された石川真佑(22)が、2日アルゼンチン戦でチーム最多25得点の大活躍で、うちサービスエース4本を決めた。

井上愛里沙(27)の得点力も増しており、途中出場した宮部藍梨(あいり、24)、筑波大3年の佐藤淑乃(20)らの状態も上向き。ここに絶対的エースの古賀が戻れば、チーム力はさらに上がりそうだ。

2次リーグは、これまでの対戦成績が持ち越しになる。日本は1次リーグD組を4勝1敗の2位で通過している。

 

【日本の2次リーグ日程】

☆4日 ベルギー戦(11位)

☆5日 イタリア戦(2位)

☆7日 プエルトリコ戦(17位)

☆9日オランダ戦(10位)

※( )内は4日現在の世界ランク

 

◆女子世界選手権・日本代表メンバー(背番号、選手名、年齢)

2 内瀬戸真実(30=埼玉上尾)

3 古賀紗理那(26=NEC)

4 石川真佑(22=東レ)

5 島村春世(30=NEC)

10 井上愛里沙(27=久光)

12 籾井あき(21=JT)

15 林琴奈(22=JT)

19 山田二千華(22=NEC)

22 福留慧美(24=デンソー)

23 横田真未(24=デンソー)

26 宮部藍梨(24=姫路)

30 関菜々巳(23=東レ)

37 宮部愛芽世(20=東海大3年)

38 佐藤淑乃(20=筑波大3年)

◆女子世界選手権 オランダとポーランドの共催で24カ国が参加。1次ラウンド(R)は6カ国ずつ4組に分かれて総当たりで戦い、各組上位4カ国の計16カ国が突破。2次Rは8カ国が2組に分かれ、1次Rで対戦していない4カ国とのみ対戦し、上位4カ国が8強へ。3次Rからトーナメント制となり、2次Rで同組の1位と4位、2位と3位が準々決勝を戦い、勝者が準決勝へ。テクニカルタイムアウトなし、リクエストできるタイムアウトは1セット2回まで。

決勝は10月15日、オランダ・アペルドールン。