フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第5戦NHK杯(11月18~20日、札幌・真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)に出場する選手の合同記者会見が9日、都内ホテルで行われ、アイスダンスの小松原美里(30)尊(31=ティム・コレト)夫妻組(倉敷FSC)が出席した。

第2戦スケートカナダ(10月28~30日、ミシサガ)に続いて参戦する美里は「NHK杯は、いつも本当に温かい応援をいただけるので力を存分に発揮できる。また皆さんのお力を借りて良い演技をしたい」。尊は「日本の皆さんの前で演技できることを光栄に思いますし、ベストの成績を残せるように頑張りたい」と抱負を語った。

2月の北京オリンピック(五輪)に出場した2人は進化について問われ、こう回答した。

美里「五輪後、という状況自体も初めてで。どう、貪欲に点数を取っていくか考えて練習しています。コレオステップ、リフトの取りこぼしがないように」

尊「ダンスも入っているので、今からもっともっと練習して高めていきたい」

ファンからの質問コーナーでは「普段どのような1日の過ごし方か。練習の日とオフの日の違いは」と尋ねられた。

美里「スクールが大きくて、たくさんのアイスダンサーがいるので。前日に先生から時間を送っていただくんですけど、その時間、氷には4時間くらい。あとは陸上トレーニングです。オフの日は、普段ずっと一緒にいるので、全然違うところに行ったりします」

尊「オフの日は街に出ます。モントリオールはステキなところ。いろいろなところを歩いたりします」。

元ペアの第一人者で司会の高橋成美さんも、同じカナダ・モントリオールが拠点だった。「個人的見解ですが、2人の内側から出ているアーティスティックな部分が人の心をわしづかみにしていると思います。街の影響はありますか」と聞かれると、美里は「あると思います。ウォールアートからインスピレーションをもらいますね」と言い、尊も「美術館とか巡ったり」と同調していた。

これには高橋さんも「モントリオール、ナイスですね~。うふふふふ!」と大喜びだった。

目標については「2019年のNHK杯は、けがで出場できなかったので。こういう機会をいただけて光栄。1日1日、自分たちに勝っていって自己ベスト更新したい」(美里)「個人的には北海道に行ったことがないから、そこでベストの演技を見せたい」(尊)とした。

今季は既に1試合を経験した。9月にチャレンジャーシリーズ(CS)のUSインターナショナルクラシックに出場、合計155・94点で7位だった。いよいよ本格シーズンインへ、最後に再び抱負を口にした。

美里「23カ月ほど離れていた(拠点の)モントリオールに戻ることができました。9月にはCSに出て、先生から『スピードが武器になる』とプログラムも大きく変更したところです。スピードがある中で正確にターンとかできるように、GPシリーズで発揮できるように頑張りたい」

尊「コレオエレメンツが大事になる。一緒に練習している方たちと一緒に質を高めていきたい。パターンダンスがなくなったり、変化もあった中で、もっともっと滑り込んでいきたい」

【木下淳】