アイスダンス9位の小松原美里(30)小松原尊(31=ティム・コレト)夫妻組(倉敷FSC)が、第2部(後半)のゲストを除くトップバッターを務めた。
上下ともシックな赤のパンツスーツ姿で、韓国7人組BTSの「Filter」を。終盤はジャケットを脱ぎ捨てて盛り上げた。
前日19日のフリーダンス(FD)は97・65点の合計164・30点で、リズムダンス(RD)の8位から9位に順位を下げた。ただ2人の表情は明るかった。
美里は「(記憶が残る演技をしたいという)思いを胸に、公式練習から滑ってきました。お客さまに聞いてみないと分からないですけど、いいチャレンジができて次につながる一歩だった」。第2戦スケートカナダより評価レベルが上がったステップなどあり「カナダより良かった」と納得した。
一方で2点の減点があった。「たぶん自分の問題。悔しいです」と尊。リフトした時間が規定の7秒をコンマ数秒、オーバーした模様。ただ「もっと、つま先を伸ばす」など丁寧に努めた結果であり、確実に修正していく。
19年は負傷で棄権し、20年は優勝し、21年は涙したNHK杯。2人にとってドラマの連続の大会、今年はどうだったのか。
美里 いろいろありましたね(笑い)。総じて楽しかったです。ただ、点数はとっても悔しいので。自分の中で、それを今から咀嚼(そしゃく)して、練習していけるよう先生と話し合います」
尊 点数は足りないと思っていますので、結構、悔しい感じがあります。でも新しいことをしたかったので、新しい経験ができたと思っています。選手としては頑張るしかないと思っているので、次の試合に向けて頑張りたいと思っています」
次戦は、5連覇が懸かる全日本選手権(12月21~25日、大阪・東和薬品RACTABドーム)となる。
「今回は(前戦からの)2週間で何を変えられるか話し合って。この2週間で全てを変えられるわけではないので、NHK杯の後に修正しようと残しておいたものがたくさんあります。例えば、トランジッション(つなぎ)で、つま先をピンピンさせるとか、蹴り方とか、ステップの問題についても変更したりとか。ティムはダイアゴナルステップでレベル2を取れたんですけど、私はレベル1のままだったので、そこも先生と相談して。1つの夢(北京オリンピック出場と団体戦で銅メダル獲得)をかなえた後なので、新しい挑戦ができる。もっと良くしていくにはどうしたらいいか先生と話し合って練習していきたい」
そう美里は成長の道筋を描いていた。【木下淳】


