「はるすみ」が自慢のジャンプを武器に大舞台を楽しむ。

ペア結成1季目の村上遥奈(14)、森口澄士(すみただ、20)組(木下アカデミー)が、会場での公式練習を終えた。カナダの選手の欠場により、繰り上がって出場権を獲得。森口は「正直、僕の中でファイナルという場所は相当高いものだった。まさか自分たちがそんなところに、繰り上がりだとしても行けるということに驚いています」と初々しく語った。

この日の曲をかけての通しでは、2人で合わせて跳ぶ3回転ルッツで村上が転倒。それでも再挑戦で着氷させ、森口は「フリーのサイド・バイ・サイド・ジャンプが本当に見どころなので、しっかり決めたい」と誓った。2人はシングル選手としても全日本選手権(大阪・東和薬品ラクタブドーム)進出を決めており、村上は「リフトのレベルも頑張って取れるようにしたい」とペアでも魅力を発信する。(トリノ=松本航)