ブレイブルーパス東京があと1歩で埼玉ワイルドナイツからの白星を逃した。

前半4分にSOテイラーのPGで先制すると、同11分には日本代表NO8リーチがラック際へ突進してトライ。開始16分で13点リードを奪ったが、後半は反則10個と自滅した。リーチは「疲れた時に集中できているか。しっかり修正したい」とチームの課題に言及した。

相手は昨季、開幕からコロナによる2試合の不戦敗を経て、プレーオフまで16連勝で頂点に立った。各国代表が先発に名を連ねる強豪に対し、リーチは攻守に豊富な運動量で貢献。7点差以内の敗戦でボーナス勝ち点1をつかみ「悔しさ半分、うれしさ半分。去年の勢いをそのまま継続して、王者にいい試合ができた」と一定の手応えも残した。

代表の主力に成長したロックで20歳のディアンズは、201センチの長身を生かしてラインアウトで重圧をかけ続けた。今季から合言葉として「猛勇狼士(もうゆうろうし)」を掲げる。間に挟まる2文字はチーム名「ブレイブルーパス」から「勇敢なオオカミ」。最後の「士」は紳士、侍を意味し、「猛」でアグレッシブな姿を表現した。前身のトップリーグで優勝5度を誇るチームの魂を、屈強な代表選手が先頭で体現する。