世界選手権(3月、さいたまスーパーアリーナ)で男子2連覇が懸かる宇野昌磨(25=トヨタ自動車)が、大トリで演じた2季前のショートプログラム(SP)「グレート・スピリット」で進化を示した。4回転トーループなどを着氷させ「これからも自分のできることを、精いっぱいやりたいと思います」と細部までこだわって演じきった。

オープニングでは代名詞の「クリムキンイーグル」を披露し、フィナーレでは観衆の注目が集まる中で4回転ループを着氷。地元の名古屋で世界王者の貫禄を示した。充実の“初滑り”で、2023年を本格的にスタートさせた。