今季のグランプリ(GP)ファイナルに初出場(4位)した佐藤駿(18=明治大)は77・92点をマークした。

「いやあ、悩んでます」。滑り終わった後に、取材エリアで首を振った。

話題は冒頭の4回転ジャンプの選択。この日はフリップを跳んだが、回転不足で失敗。ルッツの調子が悪く、試合前にフリップ投入を決めたが、「まだ難しいな」と顔をしかめた。

2月の4大陸選手権(米国)に向けて、どんな構成にするか。「ほんとにショートはほんとにどうしていいのかわからなくて。ほんとにショートは弱いっていうイメージがついていっちゃうかなと思っているので、ほんとに迷走してます」と続けた。

今月に入り、全日本学生氷上競技選手権(北海道)、冬季ワールドユニバーシティゲームズ(米国)に続き3戦目。タイトな日程の中でも、「試合をこなしていかないと慣れていかない」と決意して臨む。