宇都宮ブレックスが今季初の100得点超えで大勝した。

 

中地区最下位の新潟アルビレックスを出だしから圧倒した。強度の高いディフェンスから素早く攻撃に転じ、第1クオーター(Q)開始から14連続得点をマーク。その後も着実に加点し、第1Qだけで31得点をあげ、20点差をつけた。

 

とにかく3点シュートが入った。第1Qは8本すべてリングを通過して成功率100%。全Q通じて26本打って17本が成功、確率65・4%と脅威の数字をたたき出した。佐々宜央ヘッドコーチ(38)は「ディフェンスのところで激しくできて、効率良く3点シュートを決めてくれた」と振り返った。

 

得点の部分でフラストレーションのたまる試合が多かったが、今季35試合目にして初めて100点以上を奪った。けが人続出の新潟相手とはいえ「そういう時に勝ちきることも大事」と佐々HC。「今年は(試合中に)メンバーチェンジをすると少し流れが変わる状況があったが、代わった選手も流れを切らさず、やってくれた」と話した。

 

途中出場で3点シュート3本を決めた渡邉裕規(34)は「何よりみんな楽しんでバスケット出来たのが一番良かった」と振り返る。4試合ぶりの出場には「出たらあれくらいできるというところを証明しないといけない。まだまだやれるというプライドを持ってできたと思う」と納得の表情だった。